一般社団法人かながわ高齢者住まい連絡協議会は、ここ神奈川の地で、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅など民間企業による高齢者の住まいの整備が加速する中で、そこで働く人材の確保、育成を進め、高齢者の安全、快適な住まいの更なる充実に向けて地域を挙げて取り組むべく、行政、企業、法人等が連携して、地域包括ケアの推進、地域共生社会の実現を図ることを目的として、令和元年８月に設立されました。
　令和５年１月時点で、９２３万神奈川県民の４人に１人に当たる２３３万人が、６５歳以上となっています。団塊ジュニア世代が高齢期に達する２０４０年までに、高齢者の数と割合、また、独居高齢者や高齢者のみの世帯数は継続して増加していくと予測されています。こうした流れの中で、高齢者がポジティブな存在として、健康寿命の延伸によりいつまでも元気に暮らし活躍し続ける地域社会を、公民連携で創り上げていくことが、ますます重要となります。
　高齢者の住まいに関わるスタッフから経営層まで、幅広い人材が自ら学び成長する機会を充実させること、また、来たるべき超高齢社会を明るく前向きに捉え、効果的な施策提言を行っていくことが、私たちのミッションです。「衣食足りて礼節を知る」という言葉がありますが、実は「住」が「足りる」ことこそ、地域共生社会の重要な基礎となることを肝に銘じ、当協議会に集う１５０を超える会員の皆様の総力を結集し、着実な歩みを進めてまいりたいと考えております。皆様のご理解とご協力を、心よりお願い申し上げます。